幸せを望んでるんじゃないよ。そこまで私は無いものねだりな訳じゃない。 私は幸せになんかなれなくて良いから、せめて欲しいもの一つだけこの手に欲しいのよ。 ひとつでいいんだから、いいでしょう?

そんなことをいうとね、貴方はとても悲しい顔をするの。 だから誓ったわ。一生もう言わない。秘めておくって。 もう、そんな顔見たくない。



( わからないかしら、私が欲しいものはね? )



そして言うのよ。「もうそんな事二度というな」って、泣きそうになって言うの。 そしてぎゅーってしてくれる。それはいいんだけど痛い痛いって位だから、いつも大変なの。 でもこんなに嬉しい痛みもないわよね!(でもやっぱり痛いんだけどね、う、うん)

私がいつか消えるとでも、思ってるのかしら。
私が、貴方を置いていくとでも、思った?
」って何度も私を呼んで傍に置こうとする貴方を?
母親に甘える子供みたいに、私を掴んではなさない、 貴方を?

全部、欲しいもの全部手に入れてやるからお願いだからって色々いっぱい貴方は言うけど言ったでしょう? 私が欲しいのはひとつだよ、隼人。だからもうそんな顔しないで。私ももう、二度と言わないからね。



「じゃあ私の分も幸せいっぱい作って頂戴」



とっておきの唄

 つくるよ。たくさん。あなたに捧げるよ。 




( 貴方の幸せよ。 )




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( love! music!! )