この声がもしも彼に届いていたなら、 きっと私、死んじゃうわ。 君という花 :) 「が、泣いてる」 「泣いてる声。聞こえる。」 ああ。やっぱり聞こえていたのね。恥ずかしい。消えるって さっき宣言したばかりなのに。何なの私。 消えてしまいたい。如何して皆私の邪魔をするのよ。私なんか いらないでしょう? 「。返事をして。」 返事なんか出来るわけ無い。 「こっちを見て。」 振り向けるわけが無い。もう、いいでしょう。ハウル。 『わたし、もういらないでしょう?』 「そんな事ないよ。消えないで欲しいよ」 『嘘つき。私のせいでハウルは悩んでる、苦しいのよ。』 「それはとてもいいことなんだ。の証明になるから」 『そんな証明しか出来ないならこんなわたしいらない!』 如何して私は人間として生まれてこなかったの。如何して私は、 花なの。 『もう終りにしてよ、苦しいのはハウルだけじゃないの』 「厭なんだ、君が消えるのは」 なんでそんなことを言うの。わたしだって、わたしだって。 「!自分の気持ちだよ、ココロだよ!」 マルクルが叫んだ。 わたしのココロ、消さなきゃ、駄目なの、に。 『消えたくないもの、わたしだって。』 涙が止まらない。 --- 最近無駄に忙しい。 |