気がつくとハウルにしがみ付いていた。

ごめんなさい、と言ったのに彼はありがとう、と
いった。

わたしは、やっぱりその意味が理解できなかった。


君という花 :)、おかえり。」
「泣かないで!」
「御免よ、おいらついきつくなっちまった・・・」

ハウルの優しい声。マルクルの心配する声。カルシファー
が珍しく申し訳なさそうに謝ってくる。

此処が居場所で、皆のココロ。

『ハウル、わたし、花でもいいから此処がいいの。』
「うん。僕等も皆、此処が良いよ。」
『本当?わたし、凄く自分が我儘に思えるの。』

わたし、花なのに。本当はこんなんじゃ駄目なのにね。
皆に甘えてばかりで、何も出来ないのに、頼ってばかり
で、最低。きっと世界で一番汚れた花よ。

「そうやって受け止められるのは、綺麗な証拠だ」
『そんなことない。そんなことないの。』
「は綺麗だよ。だってこんなに素敵な花なんだも
 ん!!」

『マルクル。有難う。』


ハウルはそれから、「御免」を言うことが少なくなって
わたしも少し心の重りが外れたきがする。

でもやっぱり考えてしまう。

( 本当にこのままで居ていいのかな。 )

それが頭の中でずっと、ずっと、過ぎる。


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くまがー!てれびにー!(え