あんなに、死にたかったのに。と、

私は未だ、悩んでいた


飛べない魚


何日経ったか、なんて覚えてないけれど
周りの人と少し交流したり、
何かと人間的で幸せな暮らしをしてた。



「・・・ねえ、この子名前つけてあげようよ」

シズクが突然言い出した。

「・・・適当でいいって云ったから・・・別に考えてなかったな」
「可愛そうだよ、ねえ、とかって呼び止められるの」
「・・・(ふるふる)」
「我慢しなくていいよー」
「・・・・・・(ふるふる)」
「(・・・)勝手にすればいいだろう」
「うん、其のつもり」

シズクはもうその気で、うんうん唸りだした。
綺麗な響きで、でも可愛くて、
などと彼女に向かって自分に言い聞かせながら。

「・・・何がいいかな・・うーん・・」

五秒程で考え付くとは誰も思わなかったけれど、

「にしよう、ね?」

彼女は其の日から、になった。

「・・・!(こくこく)」

気に入ったのか、首を縦に勢い良く二回振った。
其の後思いっきりにっこりと笑うものだから、シズクは
少し赤くなっていた。
ちょっと照れつつ、字を教えてあげる!と慌てて木の枝を捜しに
駆け出した。

満足したのか、はにこにこしながら
シズクが帰ってくるのを待っている。

嗚呼、    。


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皆の口調がわからない・・・!
妄想してます、瀬菜。